どんなに使用しても河川を汚すことはありません
竹の洗剤 竹ウォッシュ 開発者インタビュー
「竹の洗剤 竹ウォッシュ、ご愛顧いただき誠にありがとうございます。
竹とミネラル、石鹸についてお話をさせていただきたいと思います」
「なぜ、竹の洗剤を作るのか?と、聞かれることがたまにあります。
『洗剤ならナチュラル石鹸とか無添加洗剤を使っているし、生分解も良いし安全でしょ』と、おっしゃる方もいらっしゃいます。
最近は、お肌の弱い方も増えているので、より刺激の少ない洗剤を使う方が増えてきました。
洗剤は濯いだ後でも繊維に少し残るので、刺激の少ないほうが良いと思います」
「琵琶湖で汚染を防ぐために石鹸を使おうという運動が起こりました。
しかしこの運動は、あまり成果を出さずに終わってしまいました。
なにが起こったのでしょうか。
合成洗剤に比べて自然派石鹸は生分解に優れていますが、使用量は合成洗剤よりも多く使わなければなりません。
河川に流れこむ量が増えてしまうのです。
洗濯排水が『合成洗剤』から『自然派石鹸』に変わったに過ぎません。
2001年1月8日付けの朝日新聞に、そのことが大きく掲載されました」
※洗剤は家庭で一番多く使われる化学物質。国民一人当たり年間約10kg使用。2001年当時
汚れを落とすのは泡ではない
「平成9年、主婦のアイディア(京都・牧野さん考案)の『備長炭と塩』で洗濯という新聞記事を読み、その発想に興味を持ちました。
そこで自分なりにいろいろと工夫を重ねて、あるきっかけから竹炭のミネラルに注目し、江戸時代の町民文化のひとつ『灰』とを併せて、洗濯用、洗浄用ミネラル商品を作りました。
それを使って洗濯をしてみると、ちゃんと汚れが落ちたのです。
しかし、ミネラル成分で汚れを落とすのですが、泡は出ません。
当時は、『泡が出ないのになんで汚れが落ちるんだ!』とよく言われたりしました(笑)」
「ある炭焼き釜で、煮沸洗浄した排水で池の鯉が元気よく泳いでいる姿を見ました。泡もなく、もちろん害のある物質は一切無く、魚が元気一杯に泳いでいるのです。
このことも、竹の洗剤を作るヒントになりました」
「竹の洗剤は簡単に言うと、竹炭と灰を煮出したミネラル液です。
どんなにお洗濯で使用しても河川を汚すことはありません。
そのような成分は一切入っていないのです」
「テレビ等の宣伝とは全く反対の意見ですが、泡が汚れを落とすのではありません。
繊維と汚れの間に浸透していく界面活性剤によって汚れが分離・分解される際に生じるのが泡です。
洗剤には界面活性促進剤であるビルダーと呼ばれる物質があり、これはケイ酸塩が主成分です。竹炭とその灰には、そのケイ酸塩が極めて多く存在しています」
消費者センター技術担当の方のうれしい一言
「出来上がった製品の、洗濯テスト(評価試験)のデータ(日本紡績検査協会)を検討していただき、『もし消費者からのクレームがあれば対応できる』ということを、消費者センターの技術担当の方がおっしゃってくださいました。
このことは、私にとって大きな励みになりました。
この事実がなかったら専門機関や識者の意見に従って、竹の洗剤は誕生しなかったかもしれません」
「今、竹は資源として見直されてきていますが、それは全体のごく一部です。
まだまだ、山を侵食する厄介者として見られているようです。
豊富に存在する『竹』を単なる厄介者として扱うのではなく、僅か1〜3年(竹炭の場合は4年)という短期間で生育する、貴重な循環型資源として利用することが、環境改善と私たちの健康にも役立ちます。
洗剤(洗浄剤)といえば、合成洗剤か石鹸が主流です。
しかし、21世紀には既成概念にとらわれないで、人体にとっても自然界へ流出しても安心して使える洗剤や洗浄用品を心掛けなければならない時期です。
新聞やテレビで報道されている地球環境の悪化や、出生児のアトピー性疾患等の増加をみても、身近な社会問題として真剣に身の廻りの生活用品を見直すことが大切だと考えています」
「これからも竹の洗剤をよろしくお願いします。 ―竹の洗剤メーカー 中杉―」
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